花粉症の根治治療として行われているのが、「減感作療法」(げんかんさりょうほう)です。
体がアレルギーを起こす物質(アレルゲン)に反応することを「感作(かんさ)」と言います。
減感作療法は、花粉症を起こす原因となる微量の花粉エキスを、繰り返し体内に注射して徐々に体を花粉に慣らしていきます。
うまくいくと薬が不要になったり、大幅に減らすことが出来ます。
日本では、30年以上の歴史があり、スギ花粉症の場合、完全に薬が不要になる人は20?40%、薬を減らせる人を含めると70%以上と高い効果を示しています。
減感作療法での治療では、通院が必要です。
2年間通院を続けて、約50回の注射を受けることになります。
治療期間が長い事や、注射そのものを負担に感じる花粉症の患者さんもいます。
また、頻度は低いですが、まれに呼吸困難や喘息などの重い副作用が起こるときがあります。
約200万回の注射に1回ですが、重度のショック症状を起こしたケースもあります。
そのため、注射後は医療機関で30分程度の安静が必要になります。